AvePoint Japanは10月1日、「AvePoint Compliance Guardian(コンプライアンス・ガーディアン)SP1」の国内提供を開始したと発表した。

「AvePoint Compliance Guardian」ダイアグラム

同製品は、企業のコンプライアンスリスクを一元管理するシステムで、あらゆる階層に展開された多様なコラボレーション システムやデータソースに対して統一されたコンプライアンスを実現し、統合型アーキテクチャにより情報基盤に高いスケーラビリティーをもたらす。

最新バージョンでは、ファイルサーバーやWebサイト、Microsoft SharePoint内のコンプライアンスに対応、組織内のIT環境における情報漏洩や誤操作などのリスクをに事前に防止すると同時に、環境内のすべてのアクティビティや情報が規定に準拠し、適切に管理され、自由にアクセス可能となる環境を実現する。

初期パッケージに含まれる「コンプライアンスチェック」定義はカスタマイズが可能で、国際的な法律や業界に特化した法令、組織内の規程などに基づいてコンテンツの検査を行い、プライバシー保護や情報保証、運用セキュリティー、機密情報管理、アクセシビリティー等の要件と照合可能。メタデータに基づいた機密データのタグ付け機能を使用すれば、機密レベルに従ってコンテンツを保護された場所に移動し、適切なアクセスを保証する。

また、WebサイトやWebベースのシステム上でクロール及び検査を実行し、アクセシビリティーや運用セキュリティー、プライバシー保護、サイト品質などの観点から問題や違反がないかどうかを識別することで、エンタープライズコンテンツやITフレームワークのリスクレベルを素早く査定可能。

さらに、新しく追加されたリスク計算機能では、カスタム可能なアルゴリズムと洗練されたロジックに基づきコンテンツに潜むリスクを複数の側面から査定、エンタープライズコンテンツを対象に「基礎リスク」、「増幅リスク」、「相対リスク」を測定。これによりリスクの高い箇所を特定するとともに、監査によりリスクを制限する。

「リスク計算機能」画面