「承 井上雄彦 pepita2」

井上雄彦がガウディの足跡を辿りバルセロナを旅したルポルタージュ「pepita 井上雄彦 meets ガウディ」に続く、シリーズ第2弾「承 井上雄彦 pepita2」が、本日9月30日に日経BP社から発売された。

第2弾では日本の伝統行事・遷宮をテーマに、井上が伊勢や出雲を巡る。遷宮とは神社の正殿の修理などをする際に、御神体を移すこと。同書では遷宮から日本人の根底に流れる「『承』の心」を解き明かすため、井上が神宮司庁の河合真如広報室長や、出雲大社の千家和比古権宮司らと対談を行っている。また取材に沿って書き下ろされた絵やスケッチ、絵入り写真、エッセイは約80ページにわたる。

第1弾と同様にDVDも付属。取材旅行や対談の様子を綴ったルポルタージュと、同書の発行に合わせて描かれた墨絵、「承」の作画風景を映したドキュメンタリーが収録されている。この墨絵は幅約180cm、高さ約24cmで、縮小版が同書に観音開き形式で収められた。なお墨絵の原画は10月に20年ぶりに行われる伊勢神宮の式年遷宮に合わせて、神宮に奉納される。