当たり前のように使われているビジネス用語の中には、使っても問題がないものと、場合によっては人をイライラさせてしまうものがあります。「なるはや」は、どんなときに使われているのか、またどんなとき使えば適切なのか、マイナビニュース会員にアンケート調査を実施してみました。

Q.「なるはや」という言葉を使っていますか?

よく使っている 2.2%
使っている 4.6%
あまり使っていない 18.0%
使っていない 75.2%

■使っている人の意見

よく使っている
・「早くしてほしいお願いについては『急いで』とか『大至急』というと、相手を焦らすようで悪いので、『なるはや』(=できる範囲でいいので早めに)と終えるようにしている」(33歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「提出物などを出してもらうときの要望として」(31歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「やんわりと早くしてほしいと伝えるとき」(29歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「最優先というわけではないけれど、できるだけ早く終わらせてほしいことに対してつかいます」(23歳女性/ソフトウェア/技術職)

使っている
・「本当は急いでいる仕事を頼みたいのだが相手が忙しそうなときに『なるはやでよろしく』を使ってます」(41歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「電話でよく『なるはやでやります』とか使ってしまう」(44歳男性/その他/クリエイティブ職)
・「締め切りのせまっている仕事に対して使っている」(35歳女性/商社・卸/事務系専門職)

■意味は?

「なるはや」は「なるべく早く」の略語です。仕事で気軽に使っている人もいれば、「せかすのは悪いから…」という相手への配慮から使う人もいるようです。「なるはや」はビジネス用語というよりは、コミュニケーションを円滑にするための言葉と言ってよいかもしれません。ただし、人によっては「なるはや」という言葉が失礼に感じてしまう人もいます。

ちなみにマイナビニュース会員の中で「なるはや」を使っている方の割合は、6.8%。認知度に比べて、使う人が少ないのも「人に使うのは、失礼だ」と感じる人が多いためかもしれません。「なるはや」は慣れ親しんだ相手とやりとりするときや、コミュニケーションを円滑にする手段として使うのが良いでしょう。

調査時期: 2013年8月26日~2013年8月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性215名 女性285名
調査方法: インターネットログイン式アンケート