Maxim Integratedは9月23日(米国時間)、産業用制御/オートメーションで優れた電力効率と信頼性向上を達成する60V、2.5A高耐圧レギュレータ「MAX17503」を発表した。

同製品は、2つのMOSFETスイッチを内蔵し、外付けショットキーダイオードを不要にする他、4.5V~60Vと幅広い入力電圧範囲で動作し、従来の産業用高電圧DC-DCコンバータより発熱量を50%低減した。これにより、高い電力効率を実現した。また、スペースを最大50%、部品点数を75%削減した。さらに、負荷の変動が大きい場合、パルス周波数変調(PFM)を使用して軽負荷電流時の効率を改善することができる。この他、全出力電圧および200kHz~2.2MHzのスイッチング周波数範囲を内部補償している。

「MAX17503」は、産業用制御およびオートメーションアプリケーション専用に設計されており、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、プロセスバリアブルトランスミッタ(PVT)、コンピュータ数値制御(CNC)、および産業プロセス制御、モータ制御、電力グリッド、ビルオートメーションの各アプリケーションにおける分散I/Oモジュールに最適となっている

なお、パッケージは4mm角の20ピンTQFN。動作温度範囲は-40℃~+125℃。価格は1000個以上購入時で1.94ドルから。

Maxim Integratedの60V、2.5A高耐圧レギュレータ「MAX17503」