イードの提供する無料のアプリケーション「RBB TODAY SPEED TEST」がバージョンアップされ、新機能が追加された。

同アプリは、同社が運営する情報サイト「RBB TODAY」がPC向けに提供している通信速度計測サービス「speed.rbbtoday.com」のノウハウをもとに開発されたスマートフォンアプリ。機能としては、一定時間内に測定サーバとやりとりしたデータからスループット値の平均を抽出する機能を持ち、自身のスマートフォンの通信速度を測定することができる。加えて、全国で計測された他のユーザーの接続回線と比較することも可能だ。現在、Android版およびiOS版が用意されており、ともに無料でダウンロードできる。

手持ちのスマートフォンの通信速度を測定できる「RBB TODAY SPEED TEST」。Android版およびiOS版が提供されている

今回のバージョンアップでは、電波強度の取得に対応した。これは計測画面および計測結果画面に「電波強度(RSRP) 単位:dBm」を表示するというもの。Android版では3G、LTE、Wi-Fi計測時に、iOS版ではWi-Fi計測時に表示される。なお3G、Wi-Fi、LTE、WiMAXなどの種別は計測時に自動判別される。

このほかWi-Fiスポット(SSID)の自動識別が行えるようになった。Wi-Fiスポットに接続した状態でアプリを起動すると、条件確認の欄に自動で入力が行われる(公衆無線LANのみ。一部SSIDは非対応)。対応OSは、Android 2.3.3以降/ iOS 4.3 以降となっている。

画面はAndroid版の利用イメージ。Android版では3G、LTE、Wi-Fi計測時に電波強度が測定・表示される

画面はiOS版の利用イメージ。iOS版ではWi-Fi計測時に電波強度が測定・表示される。アプリはiPhone、iPadおよびiPod touchに対応。iOS 7でも利用できる

シンプルな操作性が魅力

マイナビニュース編集部では、新型iPhoneの発売日に都内各所で実施した通信速度の調査にこのRBB TODAY SPEED TESTを利用した。実際に利用するとわかるが、同アプリの魅力は、アプリを起動したら2タップで測定が開始される、シンプルな操作性だ。

「条件確認」をタップし、表示された条件を確認後に「測定開始」をタップすれば簡単に通信測定が開始することができる。既述の通り、Wi-FiやLTEなどの通信種別は自動判別されるほか、あらかじめGPSをオンにしておけば、計測位置も自動取得される。このためユーザーが細かい設定を行う必要がなく、誰でも気軽に使用することができるのだ。