ピザをはじめとする「小麦ごはん」が勢ぞろい!

デルソーレブランドを展開するジェーシー・コムサは18日、品川プリンスホテルにて「小麦ごはん」の発表会を行った。小麦ごはんとは、世界三大穀物(小麦、米、とうもろこし)の中でも世界で最も栽培されている小麦(小麦粉)を使用した主食のこと。いわゆる「パン類」にあたるピザやナン、トルティーヤ、フォカッチャ、ピタパンなどの総称である。

同社では、世界各地で発展してきた「世界のパン」を日本の食卓でも気軽に楽しんでもらうべく、「小麦ごはん~世界のパンシリーズ~」の製造・販売を行っている。

東京オリンピックの年に創業

発表会では大河原愛子代表取締役会長が登壇。講演では、食の欧米化により多様なニーズにこたえるべく、「ピザメーカー」から「小麦ごはんメーカー」に会社が進化してきたことについて触れた。

「東京五輪をきっかけに、それまでニーズが0に等しかったおいしいイタリアのピザが、あっという間に日常食になりました。そのため、弊社では日本で初めて冷凍ピザを開発するなどの努力を続けてきました。同様に、今度の2020年に再び東京五輪が開催されるのを機に、中東のピタパンやメキシコのトルティーヤなど世界のおいしい小麦ごはんを紹介したいと考えております」とあいさつした。

日本にピザ文化を広めた第一人者、大河原愛子代表取締役会長

チーム・デルソーレの皆さん

続いてデルソーレのブランディング担当者によるプレゼンテーションが行われた。「チーム・デルソーレ」の公式ユニフォーム姿で登場したブランディング担当・長谷川嘉孝さんは、小麦ごはんのコンセプトについて「米のように世界のパン類を家庭でも楽しんでもらいたい」と説明。

小麦ごはんは「つつむ、はさむ、のせる、まく、つける、ぬる」の6機能を持っており、調理が簡単にできることを特長として挙げた。

また、「カレー以外のものを乗せたナンの楽しみ方」「秋の食材を使用した『スイートポテトトルティーヤ』や『パンプキンフォカッチャ』」など、自社で考案したおすすめレシピも紹介した。

森三中・村上知子さんがオリジナルレシピを提案!

小麦ごはんは、「手軽に調理できる」ことが特長だ。そのため家事に奮闘する主婦の味方になる。そうした特長は芸能界からも支持を集めているようで、料理好きな主婦タレントとして知られる森三中・村上知子さんもその一人だという。

小麦ごはん応援団長に就任した森三中・村上知子さん

村上さん考案のオリジナルピザがふるまわれた

村上家鉄板ピザ

あん&バターピザ

焼きそば入りピタサンド

同社が来年創業50周年を迎えることを記念して、このほど村上さんがデルソーレ・小麦ごはん応援団長に就任。チーム・デルソーレのスタッフとともに入念な試食や商品開発を進め、村上さんオリジナルレシピを13品完成させたことを明らかにした。

メディア発表会の中盤には、海外ロケのため欠席した村上知子さんからのビデオレターが上映された。その中で村上さんは、「私自身が主婦ということもあり、家庭の冷蔵庫にあるもので簡単に手軽においしく作ることのできるレシピを考えました。主婦の皆さんに是非是非、トライしていただきたい」と、チーム・デルソーレとともに考案したレシピの太鼓判を押した。

日本獣医生命科学大学の佐藤秀美非常勤講師

チーム・デルソーレのリサーチ担当、白根方典さん

さらにメディア発表会の後半では、食物学博士、栄養士で日本獣医生命科学大学非常勤講師を務める佐藤秀美先生を招き、「現代食生活における小麦ごはんの可能性」と題した専門家からの見地をプレゼンした。

それによると、現代人の食生活は栄養バランスが欠けがちであり、必要な栄養素19項目中8項目が男女とも平均して不足しているという。その理由について佐藤先生は、麺類やパン食など主食の多様化により、日本人に「主食」という概念が欠如した結果、栄養バランスの乱れが生じていると説いた。

その上で佐藤先生は、同じカロリーなら白米よりピザクラストの方が栄養価が高いことを挙げて、小麦ごはんの可能性について言及。

「和食と同じメニューでも、例えばピタパンなら袋状なので器代わりにもなり、忙しい朝に最適。チーズを挟むことでカルシウムの必要摂取量を補える」と、具体的なレシピを挙げながら小麦ごはんの意義を強調した。

チーム・デルソーレメンバー自らピザをふるまう

試食会は大盛況だった

最後に、新製品や森三中・村上さん考案のレシピなどの試食会を開催。中でも今年9月から発売されている「ちょっと贅沢なピザ マルゲリータ」は、チーム・デルソーレのスタッフがその場でオーブン調理しふるまっており、人気を博していた。実際に試食してみると、もっちり感がありつつ、サクッとした食感を楽しめた。

チーム・デルソーレの一員である、ジェーシー事業本部営業統括室リーダーの白根方典さんによると、「デュラム小麦のセモリナ」というパスタ麺に主に使う種類の小麦などを使用することで、歯切れの良さと甘さを実現したとのこと。