STMicroelectronicsは、スマートフォンやデジタルカメラの光学手ブレ補正機能に最適化したジャイロ・センサファミリ「LxG3IS」を発表。

同ファミリである2軸ジャイロセンサ「L2G3IS」および3軸ジャイロセンサ「L3G3IS」は、信頼性の確保に向け、センサ・マスが持つ単一の振動周波数(約20KHz)で動作すること、ならびにその機械的構造により、本体組み立て前のデバイス洗浄で使用する超音波洗浄装置(通常:約30kHz動作)によって引き起こされるデバイス損傷への耐性を向上させることに成功している。

また、技術的特徴として、±65dps/±130dpsの検出範囲、SPIデジタル・インタフェース、内蔵温度センサおよび帯域幅選択可能な内蔵ローパスおよびハイパス・フィルタなどがあるほか、電源電圧は2.4~3.6VでLGA-16(3 mm×3.5mm×1mm)パッケージで提供される。

なお、L2G3ISおよびL3G3ISは、いずれもすでにサンプル出荷を開始しており、単価は、1000個以上の購入時でL2G3ISが2.37ドル、L3G3ISが3.38ドルとなっている。

2軸ジャイロセンサ「L2G3IS」および3軸ジャイロセンサ「L3G3IS」のパッケージイメージ