JR東海はこのほど、台風18号の上陸にともなう飯田線水窪~飯田間の被災状況について発表した。おもな被災箇所は、土砂流入が発生した門島~唐笠間と為栗~温田間、路盤流出が生じた時又~駄科間の計3カ所。

飯田線を走る313系(写真はイメージ)

とくに門島~唐笠間で発生した線路内への土砂の流入は、長さ約40m、流入量約160立方メートルと規模が大きく、土砂に埋もれた構造物が損傷している可能性もあることから、運転再開には相当の日数がかかる見込み。一方、為栗~温田間、時又~駄科間については、17日中に復旧作業が完了するとのこと。

門島~唐笠間での土砂流入の影響で、17日現在、飯田線の平岡~天竜峡間は終日運転を見合わせ、豊橋~平岡間と天竜峡~辰野間で折返し運転を行った。平岡~天竜峡間については、バスによる代行輸送を実施。 特急「ワイドビュー伊那路号」はすべての列車で全区間運休となっている。なお、「今後の復旧作業の進捗にともなう運転計画は変更の都度、別途お知らせします」(JR東海)としている。