日本科学未来館は、養殖について学びながら、自分たちで組み立てた水槽で6カ月の間、魚の養殖を体験する講座「半年シリーズ 養殖を体験して、循環社会の大切さを伝えよう!」を10月より全7回の予定で開催することを発表した。

参加者は、6カ月間という期間を通じて、養殖の現状と課題、その必要性などのほか、環境問題や食糧問題といった地球の未来についても考えるものになるという。

今回、養殖する魚は幻の高級魚と言われる「クエ」と「ヒラメ」で、養殖体験のほかにも、ヤマメの人工授精や研究施設の見学、研究者とのディスカッションなども実施される予定。

応募資格は、全7回のうち、5回程度以上の参加が可能な人で、かつ「科学が大好きであること」、「体験したことをほかの人に伝えてみたいという気持ちを持っていること」、そして「未来館で出会った仲間やボランティア、科学コミュニケーターと一緒に最後まで諦めず、楽しくやろうという気持ちを持っていること」だとのことで、対象年齢は小学5年生から中学3年生。定員は7名(参加費は無料)。

応募方法は、当該サイトからエントリーの後、事前レポートをダウンロードし、参加者本人が必要事項を記入し、指定宛先(〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館 運営事業部 クラブMiraikan担当者宛)までそれを郵送するというもの。応募締め切りは2013年9月30日17時となっている。

全7回の開催スケジュールの予定は以下の通り(あくまで予定のため、変更になる場合もある)。

  1. 2013年10月13日(日)10:30~12:30 水槽の組み立て、養殖開始
  2. 2013年11月4日(月・祝)10:30~12:30 アルビノヤマメの人工授精
  3. 2013年12月8日(日)10:30~12:30 人工授精後の観察
  4. (12月~2月で日程調整中) リアルラボ@研究施設
  5. (1月~2月で日程調整中) サイエンティスト・トーク(研究者の講演)
  6. 2014年3月21日(金・祝)10:30~12:30 養殖魚の試食・プレゼンテーション準備
  7. 2014年3月30日(日)10:30~12:30 プレゼンテーション本番

なお、未来館ではエントリーを検討している人に向け、プレゼンテーションは少しずつ練習していくので、心配いりません!。未来館初となるこの企画!! 一緒に挑戦してくれる皆さんのご応募をお待ちしています!!!、とコメントしている。

参加者みんなで組み立てる水槽