ヤマトホールディングスは、大規模な総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」を9月20日に竣工し、10月上旬に稼働を開始すると発表した。

羽田クロノゲートのイメージ

羽田クロノゲートは、国内およびアジアのネットワークをよりスムーズに連携させるための総合物流ターミナル。同ターミナルは従来のように在庫を倉庫に滞留せずに常に物を流し続け、その過程で医療機器の洗浄機能・メンテナンス、修理、保税・スピード通関、ダイレクトメールのオンデマンド印刷などの価値を付加するという。

同ターミナルは羽田空港に隣接。周辺には東京港や横浜港、JR貨物のコンテナターミナルなどの物流施設があり、首都高速とのアクセスにも優れる。

また、発着同時仕分けや24時間365日稼働などにより、リードタイムの短縮や在庫の縮小が可能になるという。

羽田クロノゲートの施設概要

ヤマトグループは今後、羽田クロノゲートを中心に、厚木ゲートウェイや沖縄国際物流ハブ、関西・中部のゲートウェイ(2016年までに稼働予定)を有機的に結びつけ、物流に新たなバリューを付加する物流改革を目指すとしている。