ON Semiconductorは9月10日、2線式メータバス(M-BUS)のスレーブデバイスおよび中継器向け集積型スレーブトランシーバ「NCN5150」を発表した。

マルチエネルギー、冷暖房、水道およびガスメータの遠隔検針M-BUSアプリケーションに対する物理層要件を規定するEN 13757-2およびEN 1434-3規格を満たすのに必要なすべての機能を提供する製品であり、具体的には、最大38400ボーの汎用非同期レシーバ/トランスミッタ(UART)通信速度を実現し、集積型3.3V低ドロップアウト(LDO)レギュレータを通じて外部回路で使用できる、最大2単位負荷(SOICパッケージ)または6単位負荷(QFNパッケージ)のプログラム可能な電力レベルを内蔵している。

低内部消費電力のためアプリケーションのセンサに余分な電力を供給でき、また低電圧バス動作(最小9.2V)のため、拡張M-BUSネットワークでの動作が可能となっている。

なお、パッケージは、16ピンSOICおよび20ピンQFN。16ピンSOICは、市販されている既存のデバイスとピン互換性がある。20ピンQFNは、省スペース型アプリケーションで使用するのに最適となっている。価格は、16ピンSOICが3000個注文時で1.30ドル、20ピンQFNが2500個注文時で1.26ドル。