日立ソリューションズは9月9日、スマートフォンに観光ガイドや電子アルバムを提供するICT観光サービスにおいて、北海道大学発ベンチャー調和技研のSNSの投稿を自動収集する技術を活用し、投稿された地域の情報をスマートフォンの観光ガイドに配信する機能を開発したと発表した。

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日立ソリューションズは日立ソリューションズ東日本とともに、スマートフォン上で、位置情報と連動した観光情報や店舗情報を地図上に表示する観光ガイドサービスや、観光客が撮影した写真を位置情報とともに保管する電子アルバムサービスなど、スマートフォンを活用したICT観光サービスの実証実験を行ってきた。

調和技研は、北海道観光の振興を図るためにFacebookやTwitterなどのSNSで投稿されている観光情報を自動収集し、北海道観光振興機構が運営する観光情報サイト「キュンちゃんねる」に提供している。

今回、両社が協力し開発した機能は、主な特徴として、SNSを利用することで情報提供者はタイムリーに新しい情報を発信することが可能。

また、観光ガイドが訪問者の周辺情報を自動で通知するため、訪問者に必要な情報を提供できるほか、投稿された観光スポットまでのルートを地図で表示することで、訪問者は目的地へスムーズに到着できる。