日本テキサス・インスツルメンツ(以下、TI)は9月5日、MIPIアライアンスのRFFE(RFフロントエンド)デジタル制御インタフェースを集積し、マルチバンドとマルチ無線通信を簡素化する業界初のRF電力コンバータを発表した。

MIPI RFFE対応電源IC

新製品の高効率「LM3263」降圧型コンバータと「LM3279」昇降圧型コンバータは、発熱とRFパワーアンプの消費電力を大幅に低減し、2G、3G、4G LTEスマートフォン、タブレット、データカードなどの電池寿命と通話時間を延長する。

「LM3263」 2.5A降圧型コンバータは、高速の出力電圧過渡波形を持つマルチモード、マルチバンドのパワーアンプの厳しいRF要件への適合を実現する平均電力追跡機能を内蔵。また、ACB(アクティブ電流アシスト/アナログ・バイパス)機能を内蔵しており、出力レギュレーションの低下を招かずに、インダクタ・サイズの最小化を可能にし、ソリューション・サイズを競合製品の約半分の10mm2まで低減できる。

「LM3279」 1A昇降圧型レギュレータは、3G、4G LTE向けに、高速の出力電圧過渡波形をサポート。デバイスは、電池電圧の低下時にも、アンプの高出力と高データレートを可能にする。

また、TIは「LM3263」と「LM3279」の発表と同時に、MIPI RFFEホスト・インタフェース内蔵の汎用出力エクスパンダ「LM8335」も発表。本製品は、汎用入出力ピンの割当て要件を軽減するとともに、MIPI RFFE非準拠アナログ制御部品を使用する最大8本の追加アナログ出力をサポートしており、設計の自由度を向上する。