STMicroelectronicsは、広帯域幅、低ノイズ、優れた機械的・温度安定性を最大±18gの検出範囲で提供する3軸MEMS加速度センサ「LIS344AHH」を発表した。

同製品は、電源電圧範囲が2.4～3.6Vで、自己診断機能を搭載。広帯域幅の出力を高速にサンプリングすることが可能であるため、産業機器制御、ロボット装置およびウェアラブル機器(スポーツ・モニタなど)の性能向上を実現することができるほか、低ノイズ性能により、わずかな振幅の変位も検出可能で、モーション駆動制御を行う機器においてより円滑でレスポンス性に優れた動作を実現し、仮想拡張現実などの要求の厳しいアプリケーションにも対応することが可能だと同社では説明している。

なお、同製品はLGA-16パッケージ(4mm×4mm×1.5mm、16リード)ですでにサンプル出荷を開始しており、単価は1000個購入時に約8.40ドルとなっている。

STの最大±18gの検出範囲を実現した3軸MEMS加速度センサ「LIS344AHH」