パナソニックは9月2日、ワイヤレススピーカーシステム「SC-LT200」「SC-LT205」を発表した。発売は10月11日。価格はオープンで、推定市場価格はSC-LT200が30,000円前後で、SC-LT205が35,000円前後。

天井からのサウンドを手軽に楽しめるワイヤレススピーカーシステム「SC-LT200」「SC-LT205」

2モデルとも、引っ掛けシーリングや埋め込みローゼットなどといった照明用の配線器具に取り付けるBluetoothスピーカーだ。電源も照明用の配線器具から取るため、外部にコードなどが出ることはない。手軽に天井からのサウンドを楽しむことができる。

スピーカーユニットは3×10cmコーン型を4本内蔵。L/Rチャンネル同士が向かい合わせに配置されており、互いの振動を打ち消し、360度に広がるサウンドを実現している。実用最大出力は5W×2だ。

Bluetoothのバージョンは3.0で、対応プロファイルはA2DP(SCMS-T対応)とSPPだ。コーデックは、SBCとaptXが利用できる。

2製品の違いは接続環境だ。SC-LT200はNFCに対応したモデル。天井に設置してあるSC-LT200にタッチするのではなく、付属のNFCタグにタッチすることで接続を行う。SC-LT205はアナログ入力を持ったワイヤレス送信機が付属するモデル。Bluetooth機能を搭載していないテレビなどの機器とも接続することが可能だ。

本体サイズはいずれもφ440×H38mmで、質量は約2.5kg。照明用の配線器具に取り付けたSC-LT200・SC-LT205に、さらに照明器具を取り付けることもできる。その場合、SC-LT200・SC-LT205のリモコンで照明のオン・オフが可能だ。

照明器具の取り付け方法は、ペンダントタイプの器具の場合には、照明用の配線器具に取り付けるのと変わらない。シーリングライトの場合、形状によってはオプションの拡張アダプター「SH-KLT200-W」が必要になる場合がある。