記者会見に臨んだ金本氏(左)と高木氏(右)

ヤフーとワールド・ハイビジョン・チャンネルは、9月2日より「スポーツ応援プロジェクト2013」を始動させた。それに伴い、元プロ野球選手の金本知憲氏やテニスのクルム伊達公子選手らが、特別教師を勤める「アスリート先生の1日HR(ホームルーム)」の募集を開始した。

アスリートとの出会いにより、子供たちに夢を持つことの必要性を知ってもらう

同プロジェクトは、両社が組織する「スポーツ応援プロジェクト実行委員会」が主催するもので、アスリートとの出会いによって、子供たちに夢を持つことや努力することの大切さを学んでもらうことを目的とする。

スポーツ界で名をはせている著名人が、特別教師として小中学校を訪問

プロジェクトの柱となる「アスリート先生の1日HR」は、対象地域の小中学校からクラス単位で募集をかけ、実行委員会で選抜したクラスにアスリート講師3人を派遣。教室での授業のほかに体を動かす実技授業も行うという。

講師を務める3人は、元阪神タイガース・金本知憲氏、元サッカー日本代表で現J2Vファーレン長崎監督・高木琢也氏、プロテニスで活躍するクルム伊達公子選手。それぞれが関西、九州・四国、東北の地域を担当し、各地域で1校を訪問するという。

募集対象となるのは、該当地域の小中学校クラスで、応募は1クラス1回。担任からの応募に限るという。応募期間は9月2~30日で、受賞クラス発表は11月中旬になる見込み。実際のHR開催は、11月中旬~12月になる予定だ。

金本氏と高木氏が都内で所信表明

この日は都内で記者会見が行われ、金本氏と高木氏が会見に臨み、抱負を述べた。

金本氏は「中学3年のときに、ある方に『将来、プロ野球選手になれる存在だ』と言われてやる気になって、野球一筋で熱中し始めた。自分もそういう機会を設けることができれば」と語った。また、「いつかまたユニホームを着る機会があれば、『教えてもらってよかった』と言ってもらえるようになるのが夢」と、指導者としての球界復帰にも意欲を示した。

高木氏は「自分が子供の頃はいろんな(著名)人に出会えなかったが、今はそれができるよう(な環境)になっている。実際に子供たちに会って、スポーツの楽しさを伝えることができればいい」と決意を表明した。

子供たちの夢実現のためにタッグを組んだ金本氏(左)と高木氏(右)

なお、詳細はスポーツ応援プロジェクト2013特設サイトまで。