防災意識の変化

パナソニックは7月に、東京圏・関西圏に居住する1,040人を対象に「防災意識に関する調査」をインターネットにて実施した。

2人に1人が大震災後、防災意識が薄れている

まず、大震災がまた近いうちに起こると思うか尋ねたところ、「必ず起こる」と45.8%が回答した。約半数が近いうちに震災が起きると考えているが、東日本大震災後の防災意識については、50.2%が「大震災直後は意識が高まったが、徐々に薄れている」と回答している。

災害の対策状況については、「災害への備えは不十分」(32.8%)、「どちらかというと備えは不十分」(39.9%)を合わせると7割以上が不十分となった。東西別で見ると、関西は不十分の回答が77.5%で、10%近く東京圏を上回っている。

災害の対策状況

災害の対策状況(居住地別2013年)

また、防災用品に対する考え方についての調査では、「日常生活でも使える防災用品なら準備してもよい」(45.9%)、「防災用品だけで準備するのはもったいない」(5.4%)と、合わせて約半数が日常使いできる防災用品を求めている結果となった。「防災専用でも必要なのは準備すべき」と回答する人は44.9%となっている。

防災用品に対する考え方は?

また、震災時にまず確保すべきものについての設問では、「飲料水」「食料」が上位を占めた。「情報」「電源」「あかり」と回答している人も多く、「医薬品」や「衣類」より重要視する傾向が見られた。