日本ヒューレット・パッカードは30日、個人向けインクジェット複合機「HP ENVY」シリーズのエントリー向け製品として、IEEE802.11b/g/n対応の「HP ENVY4500」を発表した。9月5日より発売し、価格はオープン、直販価格は7,980円。

HP ENVY4500

高さ12cmのコンパクトなスクウェアデザインを採用。低価格なエントリー向けモデルながら、ワイヤレスダイレクト機能によってルーターを介さずに、スマートフォンやタブレットなどから印刷が行える。iOS/Android OS対応の無料アプリ「HP ePrint」「HP Printer Control」のほか、アップルのAirPrint、GoogleのGoogle Cloud Printにも対応。同社のAndroid端末ではプリインストールされた「HP ePrint」のほか、OS内蔵のプリント機能も利用できる。

インク構成は、染料3色(シアン/マゼンタ/イエロー)と顔料ブラックの一体化一体型カートリッジを採用。カラーもしくは黒、どちらかだけを使用する「シングルカートリッジモード」によって、ランニングコストを抑えることもできる(約5.3円/枚)。

ノズル数は3色カラーが1,248ノズル、顔料ブラックが336ノズル。印刷解像度は最大4,800×1,200dpi。印刷速度はカラーが約8.8枚/分、モノクロが約5.2枚/分。イメージセンサーは光学1,200×2,400dpiのCISで、コピー速度(標準品質)はカラーが約4枚/分、モノクロが約6枚/分。メイン給紙トレイの容量はA4普通紙で100枚。

インタフェースは、USB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW445×D334×H120mm、重量は5.5kg。対応OSはWindows XP(SP3以降)/Vista/7/8、Mac OS X 10.6/10.7/10.8。