「ブロガーとインターネットユーザーの男女比」

トレンド総研はこのほど、「ブログに関する意識・実態調査」の結果を公表した。同調査は、インターネットユーザー1,000名を対象に、19日から22日にかけてインターネットを通じて実施。1,000名の内、500名はブログを定期的に更新しているブロガー、残りの500名は、ブロガーではないインターネットユーザーと均等に割り付けた。

ブログは男女、性別問わず根強い人気

「"ブロガー"と、"インターネットユーザー"の違いを男女別に比較」してみたところ、ブロガーについては男性が51%で、女性は49%。一方、インターネットユーザーについては、男性が61%であったのに対し、女性は39%と、男性が多数を占めるという結果になった。男性ユーザーの多いインターネットだが、ブロガーについては、女性の割合も比較的多く、その数はほぼ同数であることが分かった。

各ソーシャルメディアの利用者に、「自分の主義・主張を書き込むところ」を選んでもらったところ、最も多かったのは「ブログ」で50%という結果となった。自由回答の内容などから要因を分析すると、SNSの書き込みは、自身のつながりのある人の画面に強制的に表示される。一方、ブログでは、読者は自分の意思で読みに来る仕組みとなる。調査では「読む人の負担を気にすることなく、気ままに自身の考えや主張を書き込めるのが、ブログだと考える人が多いようだ」としている。

「自分の主義・主張を書き込むところ」

「メッセージ性が強いと思うソーシャルメディア」をたずねたところ、最多は34%が回答した「ブログ」となった。

「メッセージ性が強いと思うソーシャルメディア」

ブログには周囲からの理解を促す高いメッセージ性が

「自身の考え方や要望は、周囲の人に誤解なく理解されていると感じているか?」という質問に対して、5段階で答えてもらったところ、「最も理解されている」「とても理解されている」と回答した人の割合は、ブロガーの方が、有意に高い結果となった。

例えば、友人からの理解度については、ブロガーの23%が「高い」と認識し、その他の人の約2倍に相当した。「この結果の背景には、ブログのメッセージ性の強さによる影響が、多分にあることが考えられる」と同調査では分析している。

「自身の考え方や要望は、周囲の人に誤解なく理解されている」