JR西日本岡山支社は、10月12日に実施する「旧津山扇形機関車庫」(岡山県津山市)の一般公開に合わせ、キハ52形車両を転車台で回転させるイベントを実施する。

国内で2番目の規模を誇る「旧津山扇形機関車庫」

当日は11時頃より、同車庫に展示しているキハ52-115気動車を転車台に載せた状態で回転させる。なお、転車台への移動は見学できない。見学は無料だが、事前予約が必要。JR西日本岡山支社営業課内「懐かしの鉄道展示室見学係」へ、前日までに電話で申し込む必要がある。定員は200名。

「旧津山扇形機関車庫」は1936(昭和17)年の建設。17線あり、扇形機関車庫としては梅小路蒸気機関車館(京都府)に次ぐ国内2番目の規模を誇る。転車イベントに登場するキハ52-115のほか、入換動車、DD15-30、DE50 1、DD51-1187、キハ33-1001、キハ28-2329 / キハ58-563、キハ181-12の計9車両が格納されている。

中でもディーゼル機関車DE50 1は、量産計画の中止により1両しか製造されなかったため、世界でも同車庫にしかない貴重な車両。今年は4月13日から11月24日までの第2・4土日を中心に、予約制で一般公開を実施している。