シャープは8月26日、1200mVの高感度を実現した監視カメラ向け1/3型130万画素CCD「RJ33J3CA0DT」を開発したと発表した。

監視カメラは、防災・防犯や記録用として普及が進んでおり、暗闇でも鮮明に撮影できることに加え、遠隔地からもリアルタイムに映像を確認・分析できるネットワークに対応したカメラの需要が高まっている。

同製品は、光から電気信号に変換する領域を拡大することにより、可視光より波長の長い近赤外光対応と業界最高の可視光感度を実現し、明るいシーンから肉眼では捕えられない暗闇のシーンまで鮮明に撮影できる。また、業界最小スミア-120dBにより、夜間のヘッドライトなどの強い光源を撮影した時に発生するスミアを抑える。さらに、130万画素クラスのハイビジョン画像を1秒間に30枚出力することでなめらかな映像を実現し、ネットワークカメラ用としても活用できる。

なお、サンプル価格は4000円。9月10日よりサンプル出荷を開始し、量産は月産2万個体制で計画している。

1200mVの高感度を実現した監視カメラ向け1/3型130万画素CCD「RJ33J3CA0DT」