ゲリラ雷雨体験回数 都道府県別(多い順)

ウェザーニューズは8月13日~17日の5日間に、“ゲリラ雷雨”に関する意識調査を実施した。

ゲリラ雷雨の体験が多い県は「栃木県」

同調査は、同社が提供するスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」内のウェザーリポーター2万9,223人の回答をまとめたもの。「今シーズン、ゲリラ雷雨の体験回数は?」と尋ねたところ、ゲリラ雷雨の体験回数が多い都道府県別は「栃木」が1位(4.2回)。以後「岡山」(3.5回)、「山形」(3.1回)、「東京」(3.0回)、「群馬」(3.0回)となった。

同社は今年、ゲリラ雷雨が例年より多く発生した主な理由として、太平洋高気圧の張り出しが西にかたよる日が多かったことを挙げている。それにより、西~東日本は上空の風が北西~北風が多くなり、山地で発生した雨雲がその風に流され、大都市周辺でもゲリラ雷雨が発生しやすい状況になったと考えられるという。

3人に1人が身の危険を感じていた

続いて、1万9,993人のウェザーリポーターに、ゲリラ雷雨で身の危険を感じたことがあるか尋ねたところ、33%が「ある」と回答。都道府県別でその割合を見ると、栃木県が最も高く52.2%。続いて群馬県(43.2%)、山形県(42.6%)、東京都(41.0%)、福井県(39.3%)となった。ゲリラ雷雨の体験回数が多いエリアほど、身の危険を感じる人の割合が多い。

ゲリラ雷雨で身の危険を感じた人の割合

また、2万883人のウェザーリポーターに、ゲリラ雷雨に対する事前の備えができているか尋ねたところ、最多の回答は「(備えができていると)思わない」(46%)で、「思う」は14%だった。今年はゲリラ雷雨を全国平均2.2回も経験しているにも関わらず、全体の約80%以上の人が事前の備えをしていないということが明らかになった。

ゲリラ雷雨に対する事前の備えができているか