三井住友銀行は15日、同行のネットバンキングサービス「SMBCダイレクト」において、不正な画面により暗証番号を盗み取られ、実際に送金される被害が発生したことを発表した。同行は被害の拡大を防ぐため、Webページなどで利用者に注意を呼び掛けている。

この不正な画面は、利用者がSMBCダイレクトにログインした後に表示され、「あなたのコンピュータをシステムが認識できませんでした」などのメッセージとともに、暗証カードの番号入力(第二暗証)を求めるという。

なお、SMBCダイレクトにおける正規の手続きでは、暗証カードに記載されている全数字の入力や、複数回にわたる数字の入力を求めることはない。

同行のサーバーには異常がないこと、一部の利用者のパソコンにしか不正な画面が表示されないことから、何らかのウイルスによるものと同行ではみている。

注意を喚起する三井住友銀行のWebページ