テレビ東京が開局50周年を記念して、2011年以来となるプライムタイム(19:00~23:00)での連続ドラマ枠『金曜8時のドラマ』を復活させ、10月クールで船越英一郎が、2014年1月クールで北大路欣也が主演を務めることが14日、明らかになった。

『金曜8時のドラマ』で主演を務める船越英一郎(左)と北大路欣也

2014年4月に開局50周年を迎える同局では、10月から周年記念番組が続々スタート。その第1弾として、2011年7月クールに放送された『IS~男でも女でもない性~』(福田沙紀、剛力彩芽ほか)以来となるプライムタイムでの連続ドラマ枠が復活した。コンセプトは「大人のための痛快エンターテイメント」。編成局局次長兼ドラマ制作部長の岡部紳二氏は「見終わったあとに爽快な気分になれるようなラインナップで構成します」とコメントを寄せている。

船越が主演を務めるのは、『水曜ミステリー9』の人気シリーズ『刑事吉永誠一 涙の事件簿』の連続ドラマ作品。船越演じる人情味あふれる刑事・吉永誠一が毎週事件を解決していく内容で、新たな相棒・鑑貴一との強い絆や、父子の愛情、刑事職の熱い思いを再確認しながら物語が展開する。船越は、「『涙の事件簿』ですので、皆さまの涙腺を刺激して、ひとつずつのエピソードが心に残るような珠玉のお話を紡いでいけたらと思います」と語り、「大人がじっくりと見られるドラマを目指します」と意気込んでいた。

一方、北大路は、『フリーター家を買う』や『空飛ぶ広報室』などで知られる人気作家・有川浩のヒット作『三匹のおっさん』のドラマに挑む。定年退職後、近所のゲームセンターに再就職した"キヨ"こと清田清一(北大路)は、かつて悪ガキ3人組だった"シゲ"こと立花重雄、"ノリ"こと有村則夫とともに私設自警団「三匹のおっさん」を結成。そこに孫の高校生コンビも加わり、詐欺に痴漢に動物虐待にと町内の悪を取り締まっていく。北大路も「たがが緩んだ今の世にうぶな心でまっ正面から立ち向かう三人のおもろいおっさんの明るい元気な生きざまとそれぞれを支えてくれる家族愛を楽しんでいただきたい!」と同作に込めた思いを語った。