Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

MemShrink progress, week 109-112」において興味深い結果が報告された。Firefoxにおいて大規模なasm.jsサンプルをパースするときのメモリの使用方法を改善したとしており、Epic Citadelデモ実行時のメモリの消費量が、これまで最大で881MBだったところを6MBにまで削減することに成功したという。また起動も高速化されており、1.5秒起動時間が短くなったと説明がある。

MemShrink progress, week 109-112」ではほかにもGeckoおよびGaiaにおけるメモリリークの修正、まだ分類できていないメモリ領域のさらなる分類化の実施などが報告されている。8月最初の1週間はFirefoxにとってメモリの改善が進んだ1週間だったようだ。

asm.jsはJavaScriptでネイティブコードに近い処理速度を実現する方法として注目されており、今後採用されるシーンが増えるとみられている。このasm.js関連でメモリ使用方法の改善が実現されたことは、今後のasm.js普及にも影響を与えるものとみられる。