アイドルグループ・AKB48の高橋みなみと首藤奈知子アナウンサーが2日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われた、いじめをノックアウトスペシャル『そろそろマジで動きましょうよ! ~めざせ100万人の行動宣言~』の取材会に出席した。

左から、首藤奈知子アナウンサー、AKB48・高橋みなみ

4月から放送中の番組『いじめをノックアウト』は、夏のスペシャル版『そろそろマジで動きましょうよ! ~めざせ100万人の行動宣言~』をEテレで9月7日19時~放送する。番組では、高橋が隊長としてAKB48の高橋朱里、佐々木優佳里、名取稚菜、大森美優を率いる"ノックアウト隊"を結成。10月26日~11月4日を「いじめに何かしてみる10日間」とし、全国からいじめゼロに向けた"行動宣言"を募集する。

収録中に報道陣の取材に応じた高橋は、「学生の時にいじめに直面したこともある。こう見えて22歳なので、同じ目線でみんなと話すことができれば」とあいさつし、「少しでも子どもたちが楽しい学校生活を送れるように、私たちが頑張っていこうと思う」と意気込みを。いじめの原因の一つとしていじめの傍観者が増えていることを受け、「知らないは言わない。見てないは言わない」と"行動宣言"を発表した高橋は、「誰も動こうとしない無関心が一番怖い。関わることを恐れる傍観者と大人が多過ぎる」と強い口調で語った。

また、「みんなしっかり考えて答えてくれた」と口を揃える高橋と首藤アナウンサーは、討論中にAKB48の高橋朱里が「どうして大人って変われないんですか?」と問いかけたことが印象的だったそうで、高橋は「そう思わせてしまっているのがすごく残念。アタリの先生とハズレの先生がいるという話題ですごく盛り上がったんですが、本当は先生全員がアタリじゃないと」と神妙な面持ち。そんな高橋は、AKB48グループの総監督として13歳から25歳の様々な年代のメンバーを牽引しているが、「話をしてコミュニケーションをとることが大事。後輩に接する時はニコニコして気さくに話しかけて距離を縮めてます」と関係を円滑にするための心得を明かした。