NECは1日、ビジネス向けノートPC「VersaPro」シリーズとして、Windows 8搭載の10.1型タブレット「VersaPro タイプVT」を発表した。営業などのビジネスシーンに加え、教育分野での使用も想定されている。また、マイクロソフトが今後公開を予定している、Windows 8のアップデート版「Windows 8.1」にも対応予定。

VersaPro タイプVT。専用Bluetoothキーボードがオプションで用意される

約590gで9.8mm厚の「VersaPro タイプVT」は、ビジネスシーンでの可搬性に加え、子供が容易に扱えるサイズと軽さを意識したタブレットPC。液晶は耐衝撃性に優れた強化ガラス「ドラゴントレイル」を採用し、タッチにも対応する。デジタイザペンは標準添付で、手書きでの文字入力学習などの利用も想定。オプションで用意される専用Bluetoothキーボードと組み合わせると、通常のノートPCのように使用できる。

ベース構成の主な仕様は、CPUがIntel Atom Z2760(1.8GHz)、メモリが2GB、ストレージが64GB、ディスプレイが10.1型ワイド(1,366×768ドット)、OSがWindows 8 32bit。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0。主なインタフェースはUSB 2.0×1、microUSB×1、miniHDMI×1など。バッテリ駆動時間はWi-Fi使用時で約10時間。

「VersaPro」シリーズのタブレットPCとしては、すでに12.5型および12.1型モデルがラインナップされており、今回10.1型を追加する形となる。本機は9月下旬~10月上旬にかけて法人向けに販売を開始。OSやキーボードの有無といったBTOカスタマイズに対応し、ベースモデルの希望小売価格は128,000円から。

なお、同型のSOHO・中小企業向けモデル「VersaPro J タイプ VT」はオープン価格となっている。

オプションのキーボード