帝国データバンクは31日、会社代表が詐欺罪などで有罪判決を受けた経営コンサルティング会社の魁コンサルティングが、24日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けたと発表した。

破産管財人は鈴木信一弁護士。債権届け出期間は8月28日までで、財産状況報告集会期日は11月26日11:00。

魁コンサルティングは、1994年3月に設立。企業の経営業務代行やコンサルティング、決算対応の業務、M&A案件の仲介、上場支援などを請け負い、2009年4月期には年収入高約33億4,000万円(同社公表)を計上していたという。

しかし、2010年12月、大手金融機関を巻き込んだ5億円の不正融資事件において、東京都千代田区の経営コンサルタント会社について虚偽の決算書作成を行ったとして、魁コンサルティング代表の吉野道明氏が詐欺の容疑で逮捕。同代表はその後も余罪が判明し、2011年1月に再逮捕され、2011年12月には詐欺罪などで有罪判決を受けている。

負債は現在調査中とのこと。