パオ・アット・オフィスは26日、Microsoft .net開発環境で用いることのできる帳票作成ツール「Reports.net Ver 6.4」を発売した。従来の.net帳票ツールの弱点をカバーし、日本の帳票に対するニーズを盛り込んだという。価格は、ライセンスあたり6万3,000円(税込)。

新バージョンでは、「Reports.netのデザイナー/エンジン」「各サンプログラム」「インストーラ」が、Windows 8、.net framework 4.5、Visual Studio 2012に対応。PDF出力機能を改善し、カスタム用紙サイズを扱えるようになった。またPDFの出力については、Reports.net仕様の固定幅の点線・破線のみに対応していたところ、一点鎖線、二点鎖線、および幅や間隔を指定できるカスタム設定に対応した。

Reports.net デザイナー(画面は6.0.0のもの)

ツールバーについては、従来は32×32ピクセルサイズのアイコンのみだったところを、16×16サイズのものに切り替えられるようになった。また、アイコン下のテキストも非表示を選択できる。プレビュー画面のアイコンも、プロパティを変更して変更できるようになった。また、表示倍率の初期値をプレビュー直前に指定できる。ヘルプのバージョンダイアログ画面では、自社独自の情報への変更に対応した。

バーコードの出力については、描画方法を改善して精度と速度を高めることに成功。内部的なバーコード画像フォーマットを、ビットマップからメタファイル形式に変更している。