三井住友銀行(以下「SMBC」)は24日、フランスの大手金融機関Societe Generale S.A.の間接100%子会社であり、日本において富裕層ビジネスを手掛けるソシエテジェネラル信託銀行について、関係当局からの許認可などの取得を前提として、全株式を取得することで合意し、同社を全額出資子会社とすると発表した。

ソシエテジェネラル信託銀行は、4079億円に及ぶ預り資産を有し、プライベートバンキング業務に特化した信託銀行として、預金、ローン、外国為替をはじめとする伝統的なバンキング・サービスから、指定運用ポートフォリオ管理、投資ソリューション、さらに信託サービスまで、日本の富裕層に対してテーラーメイドの資産運用サービスを提供している。

このたびの子会社化を通じて、ソシエテジェネラル信託銀行の顧客に対してSMBC及びグループ会社のプロダクト・サービスを提供するとともに、SMBCの顧客に対してもソシエテジェネラル信託銀行の特徴である信託機能を活用し、様々なニーズに対応することで、富裕層の財産管理・処分や投資助言など、富裕層ビジネスの一層の強化に努めていくとしている。