トマト銀行は23日、みずほ銀行と連携して、農林漁業の6次産業化支援を目的とし、総額10億円を目処とした「農林漁業成長産業化ファンド」の「地域ファンド」(以下、同ファンド)組成に向け協議を行っていくと発表した。

同ファンドは、2012年8月に成立した農林漁業成長産業化支援機構法に基づき、農林水産大臣の認可を前提に組成される「地域ファンド」であり、農林漁業者と他産業の事業者が連携し、共同出資する会社(6次産業化事業体)に対して出資や経営支援を行うもの。

同件により、岡山のじぎん(地元の銀行)として地域に基盤を持つ同社と、全国ならびにグローバルなネットワークを有するみずほファイナンシャルグループとが同ファンドを通じ連携・補完関係を構築して、岡山の事業者と全国の事業者とを結び付けた6次産業化事業体の創出や、国内外への販路拡大支援等による出資先の成長戦略支援を行うことが可能になるという。

岡山県には、「くだもの王国おかやま」と称される果物をはじめとして、多彩で個性豊かな地域資源である農林水産物が多数ある。同ファンドを活用することで、岡山の農林水産物のブランド確立等により地域の雇用拡大と地域経済の活性化に寄与できるものとしている。

  • 「農林漁業成長産業化ファンド」の「地域ファンド」組成に向けて株式会社みずほ銀行と協議を開始

  • 同ファンドに参画することで、岡山の事業者と全国の事業者とを結び付けた6次産業化事業体の創出や、国内外への販路拡大支援等による出資先の成長戦略支援を行うことが可能となる