ネットアップとクニエは7月23日、「NetApp Private Storage for Amazon Web Services」の国内における提供開始を発表した。ネットアップのストレージ製品とAWSのクラウド環境への専用ネットワークを通じて、社内のデータセンターリソースとAWSのクラウドリソースを組み合わせたハイブリッドクラウドインフラを構築できる。

NetApp Private Storage for AWSの利用例

ネットアップとクニエは、AWS Direct Connectが利用できるエクイニクス「International Business Exchangeデータセンター」(東京)において、2013年5月よりNetApp Private Storage for AWSの検証作業を共同で進めていた。今回、両者のノウハウを生かし、災害復旧(DR)、開発・テスト向け環境、マルチティアバックアップ、ビッグデータ解析など、さまざまな用途での運用検証が完了し、国内での提供を開始することになった。

NetApp Private Storage for AWSによって、自社内に配置されたネットアップのストレージからNetApp Private Storageにデータを複製し、AWS Direct Connectを通じてAWSのオンデマンドなクラウドサービスを活用できるようになる。

ネットアップストレージが持つデータ筐体間ミラーリング機能を用いることで、自社データセンターとAWSのデータセンター間をつないだDR環境をシンプルに実現するクラウドリカバリ環境を構築できる。また、ネットアップストレージ環境の既存データをAWSに直接接続することで、業Hadoop環境をスモールスタートできるといったメリットが享受できる。