写真集シリーズ「南三陸から」の第3弾が登場

アサツー ディ・ケイは、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町で、震災直後から現地の様子を撮影し続けている佐藤信一氏の写真集『南三陸からvol.3 2012.3.11~2013.3.11』を刊行した。B5判/96ページで、価格は1,500円。

本書は、2011年9月より刊行している写真集シリーズ「南三陸から」の第3弾。被災地を訪れる人が少なくなってきている今、ひとりでも多くの人に訪れてほしいと願いながら綴った手紙と写真で、南三陸の魅力を伝えている。また、被災地の現状を伝えるだけでなく、ガイドブックとして観光誘致の支援になることも目的となっている。

この写真集一冊につき300円を寄付、さらに利益が発生した場合はその全額が南三陸町への支援金として寄付される。なお、本シリーズ(Vol.1/Vol.2)による現在までの南三陸町への寄付金額は6,867,950円となっている(2013年7月時点)。

■写真家・佐藤信一
1966年、宮城県本吉郡南三陸町生まれ。親子2代、南三陸町で写真館「佐良スタジオ」を営んでいたが、2011年3月11日、東日本大震災の津波により自宅及び写真館を失う。「一番苦しいときの写真を残す。この先、何が起きても、みんなが乗り越えられるように」と、唯一持って逃げたカメラで地震直後から失われた街が元通りになるまでの道のりを現在も撮りつづけている。