セイコーソリューションズは、日本マスタートラスト信託銀行(以下、MTBJ)の提供する情報サービス「MaiNet:Master Trust Information Network」の一部サービス(レポート検索サービス)に、タイムスタンプと電子署名を活用したデジタルエビデンス・ソリューションを提供したと発表した。

タイムスタンプ発行の仕組み

「MaiNet」とはMTBJが提供する情報サービスの愛称で、顧客が自分の運用評価や資産状況などを把握するのに便利な情報を電子データおよびレポート形式で提供するもの。これらは、その機密性や真正性の担保を証明するのが難しいという観点から、従来は正式報告書として各種信託レポートなどを書面郵送したうえで、電子情報としてWeb経由でのダウンロードサービスを提供していた。

今般のサービス刷新に際し、セイコーソリューションズは、電子情報の長期にわたる真正性を自動で付与するデジタルエビデンス・ソリューション「eviDaemon(エビデモン)」サービスを提供。同サービスの長期署名機能は電子情報の真正性を長期にわたって担保するとともに、証明が容易なことから、各種信託レポートなどの書面郵送を廃止し、正式報告書として電子情報のみを提供することを可能とした。

「eviDaemon」概要

その結果、書面提供による誤配信などの事務リスクが軽減し、書面作成および配送にかかるコスト削減が図られた。また、クラウド型ASPサービスで提供されることから、構築作業や維持費用の負担を約60%軽減し、従来比1/3という短期間でのシステム構築を実現した。

また、MaiNetのレポート検索サービスで提供される情報はPDF形式で、長期署名はPDF長期署名標準技術(PAdES方式)を採用しているため、誰でも簡単に利用でき、将来にわたって検証が可能となる。

「eviDaemon」は、多様化、複雑化が進む一方、セキュリティ、コンプライアンスの厳格化が求められる金融業界において、信用を担保したうえでの顧客サービス品質の向上と事務処理作業の効率化を実現する。

今後もセイコーソリューションズは、面倒な真正性の担保を簡便に行う「eviDaemon」サービスなど、タイムスタンプを活用したデジタルエビデンス・ソリューションを市場に提案していくことで、安心・安全なICT社会に貢献し、一層の事業拡大を図っていく。