東芝は16日、SDメモリーカードの高速規格「UHS-II」に対応したSDHC/SDXCメモリーカードとして、「EXCERIA(エクセリア) PRO」シリーズと「EXCERIA」シリーズを発表した。16GB/32GB/64GBモデルを用意し、10月から順次発売する。価格はオープン、店頭予想価格は1万円台の前半より。

「EXCERIA PRO」シリーズ

UHS-IIは、SDメモリーカード規格Ver.4.10の高速シリアルバスインタフェース規格。今回の新シリーズ「EXCERIA PRO」および「EXCERIA」は、東芝が独自開発したコントローラを搭載することで、UHS-I対応の従来製品と比較して最大約2.5倍のスピードを実現。世界最速をうたう(2013年7月現在、東芝調べ)。

上位モデルとなるSDHCメモリーカード「EXCERIA PRO」シリーズには、16GBモデル「THNSX016GAABM3」(店頭予想価格は1万円台の前半)と、32GBモデル「THNSX032GAABM4」(店頭予想価格は2万円台の半ば)をラインナップ。ファイルフォーマットはFAT32で、どちらもリード最大260MB/秒、ライト最大240MB/秒となる。

下位モデルの「EXCERIA」シリーズには、SDHCメモリーカードの32GBモデル「THNSX032GAB4M3」(店頭予想価格は万円台の後半)と、SDXCメモリーカードの64GBモデル「THNSX064GAB4M4」(店頭予想価格は3万円台の半ば)をラインナップ。ファイルフォーマットは、32GBモデルがFAT32、64GBモデルがexFAT。読み書き速度は両者ともリード最大260MB/秒、ライト最大120MB/秒。

以下共通で、UHSスピードクラスがUHS Speed Class 1、リファレンスクロックが52MHz、UHS-IIバスモードがHD312/FD156。本体サイズはW24×D32×H2.1mm、重量は約2g。なお、UHS-IIの速度で動作させるには、UHS-II対応のリーダー/ライターが必要となる(UHS-II非対応のリーダー/ライターでも従来と同じSDHC/SDXCメモリーカードとして利用できるが、速度は制限される)。