大東文化大学は、同大学の職員が、在校生など2万538人の個人情報を保存したUSBメモリを紛失していたことを発表した。7月4日に、同職員からの報告を受けて調査を行なっていた。

発表によると、この職員は自宅での作業用に、6月28日に学生等の個人情報が入ったUSBメモリを持ち帰り、6月29日にUSBメモリがないことに気づいたという。その後もUSBメモリは発見できず、職員は7月3日に警察に紛失届を提出し、翌7月4日に同大学に報告を行った。なお、このUSBメモリは現在も見つかっておらず、パスワード設定や暗号化も行われていないという。

USBメモリに保存されていた個人情報は、現時点で学生の実人数ベースで2万538人分。詳細は以下のとおり。

  1. 2011年度に在籍していた学部生・院生1万3547人の学籍番号、氏名、住所、電話番号、生年月日等及び保証人の氏名、住所、電話番号、勤務先(このうち2008年度以前に入学した学生については、副保証人3327人の氏名、住所、電話番号、勤務先を含む)
  2. 2012年度に在籍していた学部生・院生約1万3500人の学籍番号、氏名、住所、電話番号、生年月日等及び保証人の氏名、住所、電話番号、勤務先
  3. 2013年度に在籍していた院生290人の氏名
  4. 2002年度から2013年度までの退学・除籍等に関する学籍異動者5465人の氏名、住所、電話番号、生年月日等及び保証人の氏名、住所、電話番号、勤務先(1.または2.との重複あり)

大東文化大学では、関係機関への連絡を行うとともに、該当者に対してお詫びと状況報告を行なっている。これまでのところ、USBメモリの紛失よる二次被害は確認されていないとしているが、同大学では今回の件に関連するような不審な連絡などがあった場合には、大学側への情報提供を呼びかけている。