資生堂銀座ビル 外観(イメージ)

資生堂は、10月2日に東京都中央区銀座に、地上10階・地下2階建ての本社社屋「資生堂銀座ビル」をオープンする。

多目的ホールも備えた新社屋

新社屋は、本社旧社屋(1966年竣工)の建て替えによるもので、オフィス機能を中心に、多目的ホール、商業スペースなどを有したものとなる。

同社は、「日本をオリジンとし、アジアを代表するグローバルプレイヤー」を目指し、新たな成長に向けたさまざまな取り組みを進めている。そこで、創業の地「銀座」において、未来に向けた新たな価値の創造とブランド力の強化を推進すべく、「資生堂銀座ビル」をクリエイティブ機能を有する部門を集約した「価値創造拠点」と位置づけるとしている。

同ビルは、ワークプレイスとして6階から10階の5フロアを使用。その他、多目的ホール「資生堂花椿ホール」、メーキャップアドバイスを行う美容施設「資生堂ライフクオリティー ビューティーセンター」、フランス料理店「ロオジエ」、外部テナントで構成する。

資生堂銀座ビル 1階エントランス(イメージ)

分散しているオフィス機能を3つに集約

また、今回の新社屋オープンに伴い、都内に分散しているオフィス機能(子会社含む)を3つの本社拠点(資生堂銀座ビル、汐留オフィス、汐留FSビル)に集約する。

同ビルには10月上旬より、宣伝制作部、企業文化部をはじめ、子会社「株式会社 資生堂パーラー」(レストラン「資生堂パーラー」のスタッフ部門)などが順次入居。その後、2つの子会社を「汐留オフィス」に集約する。さらに、2014年秋に、「資生堂五反田ビル」を閉鎖し、ここに入居する「資生堂ビューティークリエーション研究センター」を含む複数の部門を汐留FSビルに配置するという。