葛飾北斎が描いたナマズ

すみだ水族館(東京都墨田区)は墨田区と墨田区文化振興財団とともに、夏休み(7月13日~9月1日)期間中に特別展示や体験プログラムのイベントを開催する。

北斎の浮世絵や金魚も特別展示

「夏の粋。ここはお江戸の水族館」では、同区で生まれた江戸時代の浮世絵師「葛飾北斎」が描いた生き物が、実際はどんな生き物かを見比べて観察するプログラム。北斎は作品の中で、ナマズやドジョウ、ウナギなど、東京湾や東京の河川の生き物を描いている。6階の特設展示スペースでは、北斎の浮世絵とともにナマズなどの生物の展示も行う。

また、江戸時代から夏の風物詩として愛されている色鮮やかな「金魚」の特別展示を、5階特設展示スペースで開催する。ランチュウ、エドニシキ、ワキン、アズマニシキなどの金魚を、北斎が描いた金魚がデザインされた水槽で展示する。

江戸サンドやシャリシャリ和カクテルをカフェで展開

体験プログラム「アクアTシャツ」では、白いTシャツに北斎が描いた生き物のスタンプを押して、自分だけのオリジナルシャツを作ることができる。スタンプの種類は、サメ、ドジョウ、キンギョ、オットセイ、エビ、カニなど。参加料金は500円。予約不要で当日参加を受け付ける。5階アクアアカデミーで開催。

アクアTシャツ作りを体験できる

ショップではわらび餅と水ようかんのセット(600円)や、抹茶クランチ(550円)を販売。いずれの商品パッケージも、北斎の作品がデザインされている。ペンギンカフェでは、江戸時代から親しまれている寿司やそばなどをモナカで挟んだ江戸サンド(300円)や、シャリシャリ和カクテル(600円)も販売する。