Microsoft Windows 8

ダウンロードが開始されたWindows 8.1 プレビュー版にはIE11のプレビュー版も含まれているが、このIE11のプレビュー版がSPDYに対応していることがExtremeTechの記事「Windows 8.1 and Internet Explorer 11 will support WebGL, SPDY, but no WebRTC」で伝えられた。IE11プレビュー版はWebGLにも対応しているほか、HTML5の対応がより進んだものになっているという。

IE11のSPDY対応は特にGoogleのサービスを使っているユーザにとって意味がある。Googleは自社のサービスをSPDYとHTTPS/HTTPとの双方で提供しており、SPDYに対応したブラウザにはSPDYでサービスを提供している。HTTPS/HTTPを使うよりもSPDYを使った方が通信が高速になると評価されており、その点でGoogleのサービスを利用する場合にはSPDYにデフォルトで対応しているChromeが優れた候補となっていた。

IE11がSPDYに対応した場合、こうしたGoogleのサービスの利用においてIE11も通信速度向上が期待できる。また、IE11はWebGLに対応するということで、より高度なレンダリングを実施するWebアプリケーション、特にゲームなどWebGLを使って開発されたアプリケーションがIE11でも利用できるものとみられる。