フリーライターのギンティ小林らが全国各地の心霊スポットに潜入し、その模様をカメラに収めた人気シリーズ最新作『怪談新耳袋殴り込み! 劇場版<魔界編 前編><魔界編 後編>』が、7月13日からの東京・渋谷シネパレスを皮切りに全国公開をスタートする。

ギンティ小林(上)と現場監督の市川力夫氏

同シリーズは2011年から毎夏、シアターN渋谷で劇場公開され、連日満員の記録的ヒットをたたき出した心霊ドキュメンタリー映画。昨年惜しまれつつも同館が閉館したことから、今後の上映が危ぶまれていた。今年は渋谷シネパレスが救いの手を差し伸べ、さらにこれまで渋谷でしか上映されていなかった同シリーズが、最新作では大阪(7月27日~)、名古屋(8月3日~)でも公開されることが決定。渋谷シネパレスでは、7月13日から前編が、7月20日から後編が公開される。

原作は、傑作怪談実話集『新耳袋』で、作者であるギンティ小林をはじめ、6人の中年男性、和人形とわら人形で構成された通称"殴り込みGメン"が全国の心霊スポットに潜入し、幽霊たちを挑発しながらその模様を撮影。これまでニコニコ生放送で心霊スポット生中継を5回行い、延べ50万人の来場者を記録した。

今回訪れたのは、沖縄県の"魔界"スポット。沖縄随一の心霊スポットといわれる廃ホテル、深夜の廃虚で女性の絵がすすり泣くと噂される家、太平洋戦争での悲劇の場所、幼児の霊が出現する幽霊海岸、確実に幽霊が出ることでも有名な某女子寮など、まさに"魔界"という名にふさわしい場所で挑発行為や数々のミッションに挑む。

また、関東一帯の心霊スポットで殴り込みを行った前作『怪談新耳袋 殴り込み!<地獄編 前編><地獄編 後編>』のDVDが7月10日に発売されるほか、早くも最新作が8月7日に発売されることも決定した(いずれも3,990円)。


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