椎名ゆかり訳、チャールズ・バーンズ「ブラック・ホール」。

チャールズ・バーンズの「ブラック・ホール」日本語版が、小学館集英社プロダクションより刊行された。これを祝した推薦コメントを望月ミネタロウ、カネコアツシ、羽生生純が寄せている。

「ブラック・ホール」は1995年から2005年にかけて執筆され、アイズナー賞、ハーヴェイ賞、イグナッツ賞などアメリカの権威あるマンガ賞をいくつも受賞してきた傑作。10代のみが感染するグロテスクな奇病を題材に、若者の不安や孤独を描いたオルタナティブコミックだ。

望月ミネタロウコメント

このコントラストのきいた白と黒の不気味な世界を、
好むと好まざるとにかかわらず(特に作り手なら)、
一度は手に取ってみてはどうでしょうか

カネコアツシコメント

穢れ朽ちた世界と、変わりゆく自身への嫌悪。
その裂け目で震える純粋な心たち。
醜くもとてもとても美しい、宇宙の片隅の青春の物語

羽生生純コメント

小さい頃、農業用の浅い井戸の鉄蓋をどけたら
中にアカガエルがみっしりと・・・・!!
この漫画を読んでその時の感触がまざまざと蘇ってきました