シマンテックは27日、Android版「Facebook」アプリがデバイスの電話番号を漏洩していることを検出したと同社の公式ブログ上で公表した。Android版Facebookアプリは700万台以上のデバイスにインストールされており、その大部分が影響を受けるという。

公式ブログによると、プライバシーリスクなどを分析するツール「ノートンモバイルインサイト」で人気アプリでの検証を試みた際に、Android版Facebookにおけるリスクを自動検出したという。Facebookアプリは初回起動時にログインせずとも電話番号をインターネット経由でFacebookサーバーに送信し、Facebookアカウントがなくともこの処理が実行されてしまうとしている。

この問題について同社はFacebookに報告。Facebookが調査をしたところ、電話番号の利用や処理はしておらず、すでにサーバーから電話番号を削除し、次期リリースでアプリの修正を行う予定としている。

なお、個人情報漏洩に関して、同社ではFacebookアプリに限定されず、今回よりも悪いケースが存在するとし、今後数週間以内にリスクのあるアプリに関する情報を公開する予定。