楽天リサーチは26日、「花火大会に関する調査」の結果を発表した。同調査は、2013年6月19日~20日の期間にインターネット上で行われ、楽天リサーチ登録モニターの10代~60代の男女1,200名から有効回答を得た。

まず、今年の夏に花火大会に行く予定を尋ねたところ、「分からない、未定」が44.2%で最多、次は「行く予定がない」が31.1%で続いた。一方、「行く予定がある」は24.8%となった。

年代別に見ると、「行く予定がある」と答えた割合は、10代では33.0%に上ったのに対し、20代では28.5%、30代では27.5%、40代では22.0%、50代では19.5%と、年齢とともに数字が低くなり、60代では18.0%と10代と比べて15ポイントの差がつく結果となった。

今年の夏の花火大会に行く予定と回答した人に、有料席を利用するかどうかを聞くと、71.5%が「利用しない予定」と回答。一方、「分からない、未定」は15.5%、「利用する予定」は9.4%にとどまった。

1回当たりの花火大会における1人当たりの予算については、「1~1,000円」が26.6%で最も多く、次いで「1,001~2,500円」が25.3%、「2,501~5,000円」が19.2%と、合わせて5,000円以下が71.1%を占めた。また、全く予算をかけない「0円」も16.5%に上った。

1回の花火大会で1人あたりの予算について(n=297)(出典:楽天リサーチWebサイト)

花火大会に誰と行く予定か質問したところ、トップは「家族」で60.3%。以下、「友人」が18.5%、「恋人」が15.5%、「1人」が2.0%、「会社の上司・先輩・同僚」が1.0%と続いた。年代別に見た場合、10代では1位「友人」48.5%、2位「恋人」27.3%。20代では1位「家族」56.1%、2位「恋人」29.8%。30代以降では大多数が「家族」(30代:74.5%、40代:79.5%、50代:82.1%、60代:77.8%)と答えた。

花火大会で異性に着てもらいたいと思っているものについて尋ねると、男性から女性に対しては、「特に希望はない」が41.3%で最も多かったものの、「浴衣」の人気も高く37.8%、「それ以外の私服」は16.3%となった。年齢別では、10代~30代までは「浴衣」(10代:40.0%、20代:47.0%、30代:42.0%)が、40代以降は「特に希望はない」(40代:45.0%、50代:46.0%、60代:57.0%)が多かった。

女性から男性に対しては、男性同様「特に希望はない」が45.2%でトップとなったが、その後は「それ以外の私服」が23.8%、「浴衣」が18.5%と、男性とは異なる順位となった。また、年齢別では、20代で「浴衣」(28.0%)が1位になった以外は、「特に希望はない」(10代:41.0%、30代40.0%、40代:42.0%、50代:63.0%、60代:60.0%)の割合が高くなっていた。同社は「女性は男性に対して、花火大会で着てもらいたいものの関心が低い」と分析している。