ジェーシービー(以下、JCB)は、富士山の世界文化遺産登録を記念し、「世界文化遺産登録記念 富士山デザインカードで応援キャンペーン」を7月16日から開始すると発表した。同キャンペーンでは、「富士山カード(富士山デザインカード)」の利用1件につき1円を、富士山の環境保全やその啓発活動を目的とする「富士山基金」に寄付する。期間は2014年7月15日まで。

「富士山デザインカード」は、2012年10月より発行しているクレジットカード。JCBの個人向けプロパーカードのラインアップ「JCB ORIGINAL SERIES」の特別デザインとして、葛飾北斎の浮世絵『冨嶽三十六景 凱風快晴』(通称:赤富士)をモチーフにした「富士山浮世絵」(一般カード)や、朝日の中の富士山を上空から撮影した「富士山空撮」(ゴールドカード、一般カード)を用意している。また、法人向けの「JCBビジネスカード」にも「富士山空撮」デザインを採用している。

同社はこれまで、富士山の再生を通じて日本を元気にすることを目指す企業連携「富士山ルネッサンスプロジェクト」、富士山の世界文化遺産登録活動のサポートを行う認定NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」、静岡・山梨両県が中心となって運営する「富士山世界文化遺産両県県民会議」に協賛・参画するなど、富士山の世界遺産登録を進める取り組みを展開してきた。

2012年12月からは、同社のポイントプログラム「Oki Dokiポイントプログラム」の交換コース「ポイントチャリティー」に「富士山基金」への寄付コースを追加し、「富士山デザインカード」を含む対象JCBカード会員からの寄付を受け付けている。今回のキャンペーンでは、「富士山デザインカード」で買い物するだけで、自ら負担することなく、富士山の環境保全に貢献することができるという。

同社は今後も、社会や環境に貢献する企業として、関係団体・自治体・企業などと連携しながら、富士山の環境保全への取り組みや、富士山周辺施設でのクレジット利用店舗拡大による顧客の利便性向上に取り組んでいくとしている。

「富士山基金」とは、認定NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」が運営する富士山の継続的な保全活動を推進するための募金活動のこと。