クロス・マーケティングは25日、全国の20代男女(学生・有職者)と30~59歳の男女有職者を対象に実施した「若者に関する調査」の結果を発表した。FacebookとLINEの利用状況について調査され、Facebookでの交流は"やや昔の友人"、LINEは"家族や恋人"など現状で身近な人との交流が多くなるなどの傾向が明らかになった。

同調査は、全国の20代男女(学生・有職者)と30~59歳の男女有職者を対象にしたもので、男性500人、女性500人の計1,000人にインターネット調査を行った。同調査では、FacebookとLINEの利用状況に触れられており、利用頻度、フレンド数、やりとりする相手の傾向についてリポートしている。

利用頻度については、FacebookとLINEのいずれにおいても、20代の利用頻度が高く、特にLINEについては、20代女性の3割前後が「毎日数回」使っていた。

Facebookは、男性がやや若年層の利用頻度が高いものの、どの年齢でも利用される傾向にあり、LINEは男女ともに年齢による利用経験・頻度の差が大きくなった。40代以上になると利用経験者は3割以下となった。

Facebookの利用頻度

LINEの利用頻度

フレンド数については、Facebookでは、20代のフレンド数が平均して80~110人だったものの、LINEでは、10人未満の割合がやや高い傾向にあった。

Facebookのフレンド数

LINEのフレンド数

普段SNSでやり取りする相手については、20代女性有職者は、学生時代の友人とFacebookでやりとりする傾向にあった。一方、LINEでは兄弟・姉妹や仕事関係でのやりとりが増えた。20歳代男性有職者は、LINEでの「配偶者・恋人」「仕事関係の友人」とのやりとりがほぼ同程度だった。

普段SNSでやりとりする相手(20代学生)

普段SNSでやりとりする相手(20代有職者)