エンカレッジ・テクノロジは6月19日、本人確認ソリューション「ID Inspector」の最新バージョンとなる「ID Inspector V1.4」を、同日より発売開始すると発表した。参考価格は標準価格一式で約120万円から。

「ID Inspector」は、システム管理業務において、特権IDをはじめとした共有IDを使用する場合に個人のID・パスワードやスマートカードを利用して使用者を特定する本人確認ソリューション。システムにログオン後、設定された無操作時間経過後、あるいは特定の操作が発生した時点で個人IDやスマートカードによる本人確認ができるまで作業中のデスクトップをロックする。

特徴として、OSやアプリケーションの認証の仕組みに影響されることなく本人確認を実施するほか、ESS RECと連携することで操作内容をより詳細に記録し、システム管理業務の統合的な記録と点検・監査を実現する。

最新バージョンでは、スマートカードへの対応を拡充し、従来のFeliCaカードに加えて、MIFAREに代表されるISO/IEC 14443 Type A、住民基本台帳カードで採用されたISO/IEC 14443 Type Bといった非接触型カードと接触型カードへの対応が可能になった。