NVIDIA awakened the world to the power of computer graphic.

NVIDIAは6月18日(米国時間)、ブログ「Visual Computing’s Ascent Gives NVIDIA Room to Expand Its Business Model」において、デバイスメーカーに対してGPUコアとビジュアルコンピューティングに関する特許のライセンス提供を開始すると発表した。市場からの要望に応えるために、こうした方針に舵を切るとしている。

ライセンス供給が開始されるのはNVIDIAのKeplerアーキテクチャベースのGPUコアとされている。このコアは電力効率の高いGPUコアで、モバイルデバイスでの利用にも適している。またKeplerアーキテクチャベースのGPUコアはDX11、OpenGL 4.3、GPGPUなどの機能に対応している。

NVIDIAは過去にGPUコアや特許をライセンス提供したこともあるが、この数年の間は基本的には自社開発自社製造のビジネスモデルをとっていた。しかしここ数年、PCのシェアは下落を続け、かわりにスマートフォンやタブレットデバイスが台頭している。すべてのデバイスに対してNVIDIAの技術を提供するには、ライセンス提供という形でほかのデバイスメーカーへ技術を提供する方が適切だと判断したものとみられる。