智頭急行は恋山形駅(鳥取県智頭町)にて、「恋」をテーマにした装飾を施す改良工事を実施した。同駅を「恋の駅」にふさわしい駅にしたいとの思いから、待合室などの地上設備をすべてピンク色に塗装し、1番のりばにハートのモニュメントと絵馬掛けを設置。ホームの駅名標の形状もハート型に変更するなど、ハートをふんだんに使用した駅装飾となった。

1番のりばに設置されたハートのモニュメントと絵馬掛け

ホームの駅名標もハート型に

待合室などの地上設備もすべてピンク色に塗装し、ハートなどのラッピングを施した

今月9日には、沿線のマスコットキャラクターである上郡町「円心くん」「エイトちゃん」、智頭急行「スーパーはくとくん」、鳥取県「トリピー」、美作市(岡山県)「むさっち」、智頭町「杉太くん」の6体も駆けつけ、モニュメントの除幕式を開催。同時に、「恋」にちなんだ絵馬やキーホルダーなどのグッズ販売も開始した。

駅名に「恋」が付く駅は全国で4駅あり、恋山形駅のほか、JR北海道の母恋駅、三陸鉄道の恋し浜駅、西武鉄道の恋ヶ窪駅がある。2012年5月、これらの駅を持つ鉄道会社4社による「恋駅プロジェクト」が設立され、今年1月に4社共同で「恋駅きっぷ」を発売するなど、「恋」をテーマに地域の活性化を図るべく、各社連携による事業が展開されている。