環境省と国土交通省は11日、河川に生息する水生生物を指標として水質を総合的に評価する「2012年度全国水生生物調査」の結果を発表した。それによると、全国の河川2,432地点のうち、「きれいな水」と判断されたのは59%となった。

河川に生息するサワガニやカワゲラ類などの水生生物は、水質汚濁の影響を反映するため、それらを指標として水質を判定することができるという。同調査では、河川に生息する29種の水生生物を指標に設定。任意の地点で水生生物を採集して、4階級で水質の状況を判定した。2012年度は6万1,818人が参加し、2,432地点で調査が実施された。

水質階級と指標生物(出典:環境省Webサイト)

全国の河川のうち、サワガニなどが生息する「きれいな水」と判断されたのは59%となり、前年度の55%から4%増加した。ゲンジボタルなどが生息する「ややきれいな水」は28%、ミズムシなどが生息する「きたない水」は7%、アメリカザリガニなどが生息する「とてもきたない水」は3%、「判定不能」は2%となった。

両省は、2013年度も全国水生生物調査を実施する予定で、現在参加者を募集している。なお、指標生物は2011年度に見直しが行われ、2013年度は更新の指標生物にて調査するととしている。