脚を肩幅に開いて手を頭の後ろで組み、身体をゆっくり横に倒す

整体師の大山奏です。気づけばカバンはいつも右肩、そろえていた足もいつの間にか組んでしまっていた! 身に覚えがある人も多いと思いますが、こうしたクセで身体は知らぬ間にストレスを受けています。

身体の片側だけに力を加え続けると、だんだん身体は歪(ゆが)んできます。それを防ぐためには毎日1分のストレッチで、身体のコリをほぐしてあげることが重要です。コリがほぐれれば、自然と血流やリンパの流れもよくなり、肌荒れや便秘解消にもつながります。今回は、日々のクセで身体が歪まないように、身体の側面を延ばすストレッチを紹介します。

前かがみになるのはNG

身体の側面のストレッチ

Step1:両足を肩幅に開いて立ち、両手を頭の後ろで組みます

Step2:息を吐きながら身体全体を遠くへ持っていくイメージで、身体を横に倒していきます

Step3:ゆっくり元に戻してから、反対側へ身体を倒します

気持ちいいと感じるところまで、ゆっくり倒してみましょう。腹式呼吸ができればなおいいです。身体を伸ばしきってから2、3回呼吸をしてください。

ポイントは前かがみにならないことです。身体を横に倒す時は、天井や空を見てください。前かがみのクセもつかなくなり、胸も張れます。呼吸もしやすいですし、酸素が身体に回りやすくなります。

腰痛予防にも効果的!

身体の側面が伸びてくると、腰の筋肉もストレッチできます。腰痛のもとは背中側ですが、筋肉のコリは横を伸ばすことでも解消できます。痛くならない程度に動かすことが、腰痛予防には重要です。

側面はコリやすいので注意

側面はコリやすく、硬くなりがちな部分です。自覚症状が少ないため、慢性的にこっている人も多いと思います。一度固まってしまうとストレッチするのも辛くなるので、コリはその日の内に取るようにしましょう。

身体のどの部分も同じですが、血流が悪いと老廃物がたまってしまい、美容にも影響を及ぼします。1日1分自分の身体を労わってあげることが、一番のアンチエイジングかもしれません。

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」